上顎前突(抜歯併用)の治療例
この患者さんは上顎前歯の突出改善のため上顎のみ手前の小さい奥歯(第1小臼歯)を抜歯して治療しました.
下左:初診検査時
下右:治療開始1か月,上顎左右手前の小さな奥歯(第1小臼歯)を抜いたすき間が閉じはじめています.
下左:治療開始後1年5か月.歯を抜いた空隙が閉鎖し微調整に入ります.
下右:装置を撤去しならびを安定させる治療(保定治療)に移行します.
-治療に関する詳細-(1)主訴(患者が一番気になること):前歯がでていること.(2)診断名:上顎前突,叢生(歯ならびのガタガタ).(3)治療開始時年齢:13歳11か月.(4)使用した装置:マルチブラケット装置.(5)抜歯部位:上顎左右手前の小さい奥歯(第1小臼歯).(6)治療期間・治療回数:2年7か月(マルチブラケットで歯を動かした期間・治療回数24回.その後、歯を安定させる〈保定〉治療2年間・治療回数7回に移行・保定装置については「矯正装置について」ページ下段参照).(7)費用の目安:957,000円/税込 (870,000円/税別) 2024年のマルチブラケット治療費用・保定治療2年分を含む総額/検査・診断料別途.(8)リスク・副作用など:a.矯正力により痛みが出ることがあります.
b.矯正装置によりむし歯のリスクが高まります.c.装置の脱離などにより臨時の受診が必要となることがあります.d.治療により歯の根が短くなることがあります.e.まれに歯と骨が癒着し動かないことがあります.f.治療後歯並びは生涯変化します.g.舌の癖・顎骨の成長・治療前の難易度などにより理想的咬み合わせと異なる仕上がりとなることがあります.h.「転医」により治療に時間を要したり治療方針が変更となことがあります.さらに詳しい情報は「矯正治療のリスク・副作用」ページを参照ください.
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