矯正治療例-歯を抜く・抜かない

中学生以降の仕上げ治療や成人の矯正治療で用いるマルチブラケット装置では「歯を抜かない」場合,「小さな奥歯(小臼歯)を抜いて治療する」場合があります.
歯を抜く理由は,歯並びのガタガタを解消する(叢生:そうせい),前方にでている歯を後退させる(上の歯がでている〈上顎前突〉・口元がでている〈上下顎前突〉)など様々です.
このページでは,叢生の抜歯治療例・非抜歯治療例を紹介します.
上顎前突などの治療例は,「矯正治療例-様々な歯ならび」のページをご覧下さい.


小さな奥歯を抜歯した治療例

下左:初診時の記録
下右:小さな奥歯を上下左右各1本抜歯し装置を装着した日


下左:歯を抜いたすき間が閉じ微調整中(装置装着後2年5か月)
下右:治療終了時(装置装着後2年6か月)


-治療に関する詳細-(1)主訴(患者が一番気になること):歯がガタガタしている.(2)診断名:叢生(歯並びのガタガタ).(3)治療開始時年齢:22歳.(4)使用した装置:マルチブラケット装置.(5)抜歯部位:上顎左右手前の小さい奥歯(第1小臼歯),下顎左右2番目の小さい奥歯.(6)治療期間:2年6か月(マルチブラケットで歯を動かした期間・その後、保定(歯を安定させる)治療に移行・「矯正装置について」ページ下段参照).(7)費用の目安:957,000円/税込 (870,000円/税別) 2020年の成人治療費用・保定治療までの総額/検査・診断料別途.(8)リスク・副作用など:a.矯正力により痛みが出ることがあります. b.矯正装置によりむし歯のリスクが高まります.c.装置の脱離などにより臨時の受診が必要となることがあります.d.治療により歯の根が短くなることがあります.e.まれに歯と骨が癒着し動かないことがあります.f.治療後歯並びは生涯変化します.g.舌の癖・顎骨の成長・治療前の難易度などにより理想的咬み合わせと異なる仕上がりとなることがあります.h.「転医」により治療に時間を要したり治療方針が変更となことがあります.さらに詳しい情報は「矯正治療のリスク・副作用」ページを参照ください..


歯を抜かずに治療した例

この患者様は歯ならびのガタガタ(叢生)の程度は比較的大きいのですが,上下前歯の重なりが大きく下の歯が見えていません(過蓋咬合).このような場合,歯を抜いてしまうと過蓋咬合の改善が難しいため歯を抜かずに(非抜歯)治療します.
歯を抜く・抜かないの判断は,様々な要素が関連するため,初診相談時に理由も含めそれぞれの患者様に最適な方法を提示します.また,ケースにより患者様の希望(歯を抜く・抜かない)を取り入れることができることもあります.


下左:初診時の記録(歯ならびのガタガタに加え,下の前歯がほとんど見えない過蓋咬合という状態です)
下右:上顎にのみ装置を装着,治療開始時


下左:治療開始後5か月で,下顎にも装置を装着
下右:治療終了時(上顎に装置装着後2年5か月)


-治療に関する詳細-(1)主訴(患者が一番気になること):ガタガタ,咬みづらい.(2)診断名:叢生・過蓋咬合(歯並びのガタガタ・前歯の上下方向の重なりが大きい).(3)治療開始時年齢:15歳5か月.(4)使用した装置:マルチブラケット装置.(5)抜歯部位:非抜歯(歯を抜かない治療).(6)治療期間:2年4か月(マルチブラケットで歯を動かした期間・その後、保定(歯を安定させる)治療に移行・「矯正装置について」ページ下段参照).(7)費用の目安:902,000円/税込 (820,000円/税別) 2020年の治療費用・保定治療までの総額/検査・診断料別途.(8)リスク・副作用など:a.矯正力により痛みが出ることがあります. b.矯正装置によりむし歯のリスクが高まります.c.装置の脱離などにより臨時の受診が必要となることがあります.d.治療により歯の根が短くなることがあります.e.まれに歯と骨が癒着し動かないことがあります.f.治療後歯並びは生涯変化します.g.舌の癖・顎骨の成長・治療前の難易度などにより理想的咬み合わせと異なる仕上がりとなることがあります.h.「転医」により治療に時間を要したり治療方針が変更となことがあります.さらに詳しい情報は「矯正治療のリスク・副作用」ページを参照ください.