矯正治療例-歯を抜く・抜かない

中学生以降の仕上げ治療や成人の矯正治療で用いるマルチブラケット装置では「歯を抜かない」場合,「小さな奥歯(小臼歯)を抜いて治療する」場合があります.
歯を抜く理由は,歯並びのガタガタを解消する(叢生:そうせい),前方にでている歯を後退させる(上の歯がでている〈上顎前突〉・口元がでている〈上下顎前突〉)など様々です.
このページでは,叢生の抜歯治療例・非抜歯治療例を紹介します.
上顎前突などの治療例は,「矯正治療例-様々な歯ならび」のページをご覧下さい.


小さな奥歯を抜歯した治療例

下左:初診時の記録
下右:小さな奥歯を上下左右各1本抜歯し装置を装着した日


下左:歯を抜いたすき間が閉じ微調整中(装置装着後2年5か月)
下右:治療終了時(装置装着後2年6か月)

 


歯を抜かずに治療した例

この患者様は歯ならびのガタガタ(叢生)の程度は比較的大きいのですが,上下前歯の重なりが大きく下の歯が見えていません(過蓋咬合).このような場合,歯を抜いてしまうと過蓋咬合の改善が難しいため歯を抜かずに(非抜歯)治療します.
歯を抜く・抜かないの判断は,様々な要素が関連するため,初診相談時に理由も含めそれぞれの患者様に最適な方法を提示します.また,ケースにより患者様の希望(歯を抜く・抜かない)を取り入れることができることもあります.


下左:初診時の記録(歯ならびのガタガタに加え,下の前歯がほとんど見えない過蓋咬合という状態です)
下右:上顎にのみ装置を装着,治療開始時


下左:治療開始後5か月で,下顎にも装置を装着
下右:治療終了時(上顎に装置装着後2年5か月)